MAST Mint Chocolate マスト兄弟 ミントチョコレート ブルックリン Borough of Brooklyn Peru


 

Mint | Mast Brothers 髭の兄弟のチョコレート屋、マスト兄弟のミントチョコレート。原材料は ペルーのカカオ70%、ミントの葉と、サトウキビ砂糖で、"Made In New York"と書かれている。小規模なチョコレート屋は良い意味で野暮ったいが温かい雰囲気があったり、老舗は老舗で仕立て屋や帽子屋のような店構えのようだが、チョコレートにもサードウェーブが来ているそうで Brooklynの店舗はおしゃれで全くもってチョコレート屋らしくない。

私はナッツやベリー、柑橘類を使ったチョコレートが好きなのに対して、口の中に清涼感が広がるミントチョコレートは何か変で、ミントチョコレートと何か他の味の二択であればミントは選ばない。ところがこのマスト兄弟のチョコレートは、ミントが強すぎないでくこれまで食べた中では一番美味しいもので、逆にミントチョコレート好きの妻にはミントの強さが足りなかったらしい。ほとんどの商品はミントの葉から抽出されたエッセンスを使っていて清涼感が強く出るのに対して、自然なミントの葉であるからこうなるのかと妙に納得をした。

グーグルでMast Brothersで検索するとなにやら候補に"スキャンダル"とあるが、あるブログ記事がこのMastのチョコレートはお店のステートメントと違って、"bean-to-bar"つまり 自社で全て手作り、カカオ豆から一貫生産していないと批判記事を書い炎上(詳しくはここに経緯が書かれている)、一度は否定したが、のちに売れ行きが好調のため生産がニーズに追いつかず、一瞬パニックって業務用チョコレートメーカーのヴァローナの材料を使ったと認めたようだ。

板チョコ一枚10ドルくらい。気合いれて良いもの作っても売れたら売れたで大変だなと思った次第。完成度の高い高級時計の偽物つかんだことに比べればダメージも軽いし美味しくて危険なものが入ってければだいたいオッケー。パッケージの紙質が良いもの思わず取っておいてしまうだろうが、使い道はないだろう。レシピ本も出している。

Mast Brothers Chocolate: A Family Cookbook

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